午前10時の映画祭11 デジタルで蘇る永遠の名作 1月編
2020年3月に10年の歴史に一旦幕を閉じた映画祭が再開となります。今年から、京都地区での上映は京都シネマとなります。上映時間は午前中のいずれかの上映です。お時間にはお気をつけくださいませ。みなさま、ぜひ名作映画をスクリーンで!お見逃しなく!
◇鑑賞料金:一般1,500円 / 京都シネマ会員1,000円 / ほか通常料金 /招待券など無料鑑賞不可
◇映画祭公式サイト:https://asa10.eiga.com/2021/
■12/24(金)~1/6(木)『モスラ』
「ゴジラ」「ラドン」「宇宙大戦争」などを手がけた東宝特殊技術陣が、構想3年、撮影日数200日間、総製作費2億円(当時)をかけて製作した空想科学スペクタクル巨編で、日本映画では史上初となる全世界同時公開がされた作品としても邦画史に名を刻んでいる初代モスラ。
南海の孤島インファント島で発見された2人の小美人は、ロリシカ国の悪徳ブローカー一味に拉致され、日本で見世物にされてしまう。新聞記者の福田、カメラマンの花村、言語学者の中条は、2人を島に帰すようよう世論に訴えかけるが、その間にも小美人たちの危機を知った島の守護神モスラが海を渡って日本に上陸し…。モンスター色や怪奇性が強い「ゴジラ」や「ラドン」に比べ、ファンタジー感ただよう怪獣映画に仕上がっている。原作を書いたのは、純文学者の中村真一郎、福永武彦、堀田善衛の3人で、安保闘争の翌年の作品ということもあって、当時の日本の政治状況や、フェミニズム、先住民問題なども反映された内容なので、特撮物という要素以外にも見どころはたくさん。
今回、4Kデジタルリマスター版への修復作業の際、1961年公開当時にわずか11劇場でのみ流れていた「序曲」が発見され、今回の公開に「序曲」の編成が実現!
©1961 東宝
《上映時間:12/24~30 11:45~/19:40~、1/2~1/6 11:30~》
■1/7(金)~1/20(木)『シカゴ』
1920年代、ショービジネスと犯罪の町シカゴを舞台に、スターを夢見る主人公が、殺人を起こし刑務所に収容されながらもスターへの道を上る様子を描いていた大ヒットミュージカル映画。当時のアメリカ映画界において、ミュージカル映画はヒットしないと言われていたものの、予想を覆す結果となり、大ヒットした。原作は、ブロードウェイミュージカルを元にしているが、そのミュージカルの元は、モーリン・ダラス・ワトキンスが書いた戯曲『シカゴ』。その戯曲は、彼女自身がシカゴ・トリブューン紙に実際に掲載した実在の事件だった。
20年代といえばアメリカは黄金期。狂騒の20年代である。自動車、映画、ラジオなど大衆文化が生まれる時代で、フラッパーとよばれるショートヘアに膝丈のストレートなワンピースを着た女性たちが流行した(アメリカで最初のフラッパーとあだ名されたのは、かの有名な作家スコット・フィッツジェラルドの妻ゼルダである!)さまざまな策略、エゴ、愛憎が入りまじり、スキャンダラスな人気をめぐって苛烈な争いを繰り広げる全編ノリノリの最高のミュージカル映画。
TM & ©2003 by Paramount Pictures Corporation. All Rigts Reserved.
《上映時間: 1/7~1/13 9:50~/20:30~、1/14~20 9:30~》
■1/21(金)~2/3(木)『天使にラブソングを…』
全米公開時16週間トップテン入りを続けた大ヒット・コメディで、日本でも幾度となくテレビ放映された不朽の名作。『カラーパープル』で映画デビューし、『ゴースト/ニューヨークの幻』の霊媒師役でアカデミー助演女優賞を受賞したウーピー・ゴールドバーグが、コメディエンヌとしての人気を不動のものにした代表作。
ストーリーは単純な勧善懲悪。しがないクラブ歌手がかくまわれた修道院で騒動を巻き起こし続ける!翌年すぐに続編が公開され、現在PART3の企画が進行中。
Images courtesy of Park Circus/Walt Disney Studios Int.
《上映時間未定:決まり次第劇場ホームページにてお知らせします。》
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映画館 / Movie Theater / 3F
営業時間:上映時間に準ずる
電話番号:075-353-4723